【導入企業増加中!】無人内見システムで叶える業務改善

新型コロナの流行を受けて、各業界で新しい営業や接客スタイルが確立しました。不動産業界でも「オンライン内見」や「電子契約」等、非対面で不動産取引ができるツールが増え、従来の対面による接客だけでなく様々なスタイルの接客が登場しました。「無人内見」もその一つです。今回は、導入が増えている「無人内見システム」と「無人内見」による新しい接客スタイルについて紹介します。
進む無人内見導入!各社が取り入れる理由とは
無人内見システムとは賃貸や売買での内見業務において、顧客が不動産会社の担当者を介さずに物件を内見することを可能にするシステムです。コロナ禍以降、導入する不動産会社が増えており、2020年には京阪電鉄不動産が包括業務提携を行い、所有している住宅や事務所などにスマートロックを導入することを発表しました。
2021年以降も、三栄建築設計が新築戸建てにスマートロックを関東で初めて導入をしたことを皮切りに、九州や北海道でも新築戸建てに対してスマートロックを導入する会社が出てきています。このようなハウスメーカーはなぜ、無人内見システムの導入に至ったのでしょうか。無人内見システムが求められる理由について、考えてみましょう。
顧客の求める「非対面」接客
新型コロナが流行して以降、世の中で非対面・非接触のサービスが求められるようになりました。不動産業界において感染リスクを抑えながら物件探しができる手段として注目されたのが無人内見です。2021年に株式会社頼人が行った調査によると、非対面でのモデルハウス見学の体制を整えている会社を魅力的だと感じる方は98%となっており、多くの人が非対面での見学を求めていることがわかります。また、「モデルハウスは、個別予約で対面形式だと気軽に見学しづらい」という設問では、80%が「非常にそう思う」または「そう思う」と回答しており、非対面でかつ自由な内見を提供できる無人内見システムは顧客の需要とマッチしていると考えられます。


物件までの移動時間短縮!残業時間の削減が可能
不動産業界は慢性的な人手不足と言われています。東京都中小企業診断士協会城南支部財務診断研究会が発表している「令和4年業種別形成指標」のデータからも、多少の波はありますが全体的に従業者数は減少傾向にあることが分かります。

さらに昨今の働き方改革などで、残業時間の短縮や業務の見直しが求められるようになりました。ただでさえ人手不足の中、残業時間短縮のため苦労している企業も多く、ある不動産管理会社では営業の増員や対策を特にしないまま、週に一度「ノー残業デー」を設けたところ、「ノー残業デー」前後の残業時間が大幅に増え、結果として全体の残業時間が1時間増えてしまったそうです。少ない従業員数で業務負担を軽減するためには、システムの導入や業務内容の見直しなど対策が必要です。
内見業務では、営業担当者が現地へ赴き物件の鍵開けや顧客対応などを行う必要があります。そのため物件までの移動や顧客対応で時間がかかり、残業の原因となっていました。無人内見システムを導入することで、担当者が案内の為現地へ同行する必要がなくなります。その結果、物件までの移動や顧客対応の時間を短縮することができ、残業時間の削減に繋がると考えられます。

無人内見システムで必要なIoT機器を大公開!
無人内見システムを導入することで、内見業務の負担を軽減することが可能であると分かりました。では無人内見システムの導入を検討するとき、具体的にどのような準備が必要なのでしょうか。

無人内見をする際、顧客はポータルサイトや不動産会社のホームページなどから内見の予約を行います。そして内見方法や物件の解錠方法を受け取り、内見をするというのが通常の流れです。 解錠方法には以下の3パターンがあります。
- 不動産会社に鍵を借りて解錠する…顧客が店舗まで鍵を取りに行き決められた時間内に内見を済ませ返却する流れです。
- スマートロックを操作して解錠する…不動産会社からワンタイムパスワードが発行されるので、番号を入力するなどして鍵を解錠することができます。
- 現地に設置されている鍵で解錠する…キーボックスやダイヤルロックなどの臨時で設置している鍵の暗証番号を教えてもらい解錠します。
不動産会社に鍵を借りて解錠する場合、一度不動産会社まで来店する必要があるため、面倒に思う顧客が多いでしょう。また現地のキーボックス解除番号など安易に伝えてしまうと、不法侵入などのリスクがあります。無人内見を検討する際は、スマートロックを使った解錠が最適です。
顧客は指定の時間に現地へ行き、解錠して物件の内見を行います。その際、室内にスマートカメラを設置しておくと、不動産会社は現地へ行かずとも内見している様子を把握することが可能です。顧客は内見が終わったら電気の消し忘れや窓の閉め忘れ等確認をし、退室します。退室時も、オートロック機能の付いたスマートロックの場合、閉め忘れの心配はありません。
導入事前準備は不要?無人内見を始めるためのIoT機器
無人内見システムを導入するには、スマートロックや室内に設置するスマートカメラが必要であることが分かりました。また、こういったloT機器はインターネット環境が必要となるため、Wi-Fi等の準備もしなくてはなりません。loT機器やモバイルWi-Fiなど今や家電量販店で気軽に購入できるようになりましたが、様々な種類があり、比較検討するのも面倒という方も多いのではないでしょうか。無人内見システムを提供する企業の多くは、これらのloT機器をレンタルもしくはセットで購入することができます。 また、現地への設置まで対応が可能な場合もあるため、スマートロックの設置やloT機器の取り扱いに不安のある方は、サポート体制の確認も重要です。
本当に大切なのは導入後!より長く滞在してもらうためのポイント
無人内見システムは事前準備なく、気軽に始められることが分かりました。しかし、無人内見システムは導入して終わりではありません。せっかく機器の設置をして無人内見ができる環境を整えても、まず内見予約してもらわないと意味がないですし、内見しても顧客に物件の魅力が伝わらないといくらその後追客しても成約へ繋げることは難しいでしょう。建売住宅1棟で無人内見システムを導入したH社は、導入後無人内見ができる旨を特にホームページ等では紹介せず、内見の希望連絡があったときに無人内見を案内するというスタイルで運用をしていました。物件内も、ダイニングテーブルやソファ等生活のイメージがしやすいよう家具は設置していましたが、その他のポップや資料は設置することなく内見してもらっていたため、1か月で内見者が3組、物件の滞在時間が平均10分という結果でした。営業担当者が同行する内見であれば担当者が物件のこだわりポイントや部屋の活用法を伝えたり、シャッターの開閉、電気の点灯を行うため、内見者は付いていくだけで問題ありません。しかし無人内見では、内見者が自ら各部屋を確認し、電気の点灯等も行う必要があります。物件内に案内がないと、内見者はどこまで室内の機器を触ってもいいのか、どのように回ればいいのかわからず、電気も陽の光もない薄暗い部屋でいまいち物件のことが分からないまま内見を終了させてしまうこともあるのです。H社の無人内見を利用した3組も、物件の魅力が分からないまま内見を終えてしまったため、その後営業担当者が追客のため連絡をしても次の商談には繋がらなかったそうです。
このように無人内見システムを導入しただけでは、営業担当の業務効率化はできるかもしれませんが、顧客の獲得や成約には結びつきません。新規の顧客獲得や成約まで実現させるためには、導入後の集客と現地で内見者に物件の魅力を伝える工夫が必要となります。
先ほどのH社も自社ホームページとSNSで無人内見できる物件がある旨を宣伝し、予約フォームを設置すると内見予約が1か月で8件となったそうです。また物件内に内見するときの動線や物件のアピールポイント等記載したポップを各所に設置したところ、内見者の滞在時間が平均30分となり、その後の追客で5組の商談獲得に成功しています。

まとめ
無人内見で業務改善を行うためには、導入時より導入後の対応が重要であることが分かりました。最近では無人内見システムから内見予約した顧客が成約になるケースも増えており、新しい不動産接客のスタイルとして注目を集めています。業務効率化や成約アップを考える際、一度無人内見システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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